子供が野菜を食べないのはよくある悩みですが、我が家の娘は恐ろしいほどの偏食幼児で、肉も魚も食べない、もちろん野菜も食べません。チャーハンもカレーもシチューも味噌汁もコーンポタージュもゼリーも食べません。ママ友と子供の好き嫌いの話になると「娘ちゃん、普段何食べてるの?」と聞かれることばかりです。母親の私ですらわからなくなって「さぁ…?」と答えていました。そんな娘が幼稚園に通うようになり、給食と出会いました。初めの頃は白米しか食べてこない日ばかりだったようで、お腹を空かせて帰ってくることもしばしばありました。しかししばらくすると「きょうはやさいをあじみした」と言ってくる日が増えてきました。よく聞いてみるとどうやら先生が頑張って野菜を食べるよう促してくれて、野菜のカケラを口に入れたというのです。本当に小さなカケラをすぐにお茶で飲み下しているだけのようでしたが、うどんにくっついていた2ミリ程度のキャベツすら感知して吐き出していた娘だったので、自分の意思で野菜を口に入れ飲み込んだ、というのがどんなにすごいことか。きっと先生がたくさん褒めてくれたおかげだろうなと思うと本当に幼稚園の先生たちには頭が上がりません。