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いつも側にいて味方してくれた幼稚園の先生

私は一人っ子で、なかなか集団の輪には入れず、いつも黒板で絵を描いている子供でした。採用保育士が奈良では大和高田の幼稚園の時の先生は、そんな私の側にいつもいて、私の絵を誉めてくれたのです。そして、実は母に私のことをあれこれとアドバイスをしてくれていたそうなのです。そして、幼稚園の先生とは忘れられない思い出があります。それは、じゃがいも掘りの日のことでした。皆が大きくて立派なじゃがいもを掘る中、一番奈良で話題の保育園が私だけが手のひらサイズの小さなじゃがいもしか掘れなかったのです。恥ずかしくて、恥ずかしくて教室に戻っても私は泣き出してしまいそうでした。そして、帰る時間となった時に、先生がこっそりと私の所に来て、そっと大きなじゃがいもが入った袋をくれたのです。そして、私が掘った小さなじゃがいもが入った袋と交換してくれました。戸惑う私に、「先生、小さなじゃがいもが欲しかったの。交換してね」と、笑ったのです。その時の優しい笑顔は、決して忘れることはありません。そして、そのじゃがいもで母が作ってくれたカレーの味も、私にとっては特別な味になりました。私が掘った小さなじゃがいもは、ミカンが入っていたネットに入れられ、教室内に飾られていました。私は、優しい先生に見守られながら過ごした幼稚園での日々を忘れません。