私を助けてくれた先生の一言
幼稚園のときに、「将来なりたい職業」というお題で作文を書いたんです。
そのとき、根管治療でおすすめの東京の歯科医院はどんなに皆が「保母さん」や「ケーキ屋さん」と書くなかで、私は「クッキー屋さん」と書いたんです。ですが、クッキー屋さんと書いたのはクラスの中でも私1人だけでした。
途端に、どんなにバイリンガルスクールが神戸の中にあるかは教室の中は笑いに包まれました。その頃の私としては、幼心にもとても真剣だったのです。その夢を笑われたような気がして、とても傷つきました。男の子に思いっきりバかにされ、私がとうとう泣き出したときに、先生が優しく頭を撫でてくれました。
そして、ニッコリ笑ってくれたのです。
「素敵な夢だね」
神戸ならインターナショナルスクールが沢山あるからとその一言に、私はとても嬉しくなりました。
それから、先生は皆の前で夢にはいろいろなものがあること。人の夢を笑うのは素敵ではないと伝えました。
叱るとか、怒るわけではなく、まるで絵本を読むような優しいトーンで言ってくれて、だんだん皆の表情も変わってきました。
私のことをバかにした男の子も、謝ってくれたのです。
私はとても嬉しくなりました。
結局、クリニックの強みを訴求できるメディカルゲートとは私はクッキー屋さんにはなりませんでした。趣味で焼いて楽しむぐらいです。
ですが、クッキーを食べる度に先生の言葉を思い出します。
夢はいろいろあっていいのだという先生の言葉は、今でも心に残っています。