保育園で出会った不思議な子の話

2019年12月
  • 保育園時代に先生にほめてもらえたことが

    保育園

    私は両親とも仕事をしていたので、物心つく前から保育園に通っていました。奈良で大和高田の保育士を求人で私自身が記憶にないころから先生達にはお世話になっています。私は卒園するまで2つの保育園のお世話になっていて(乳幼児期に入ったところと、引っ越しした先で入ったところ)、それぞれの保育園でいい先生に恵まれたと思います。私はあまり心を開かない、打ち解けづらい子供だったのですが、奈良で評判の保育園にはそんなかわいくない子供(笑)に対して、他の子達と同じように接してくれました。卒園後、小学校の先生のことなどを思い出すと、このように平等に接してくれる先生はなかなかいなかったので、とてもいい保育園に通っていたのだと後になって気づきました。保育園時代はただ楽しいだけではなく、ときには厳しくしかられたこともあります。そのときはすごく嫌だったのですが、これも愛情ゆえの態度です。反対にほめてくれるときは思いっきりほめてくれました。得意なとび箱で他の子達よりも高い段を飛べたときにほめてもらえたことが嬉しくて、学校の体育の時間でもとび箱は抵抗なくクリアできました。保育園や幼稚園に通うくらいの年代にとって、周りの大人の言葉はとても大きな意味を持ち、大きな力になると思います。

  • 言葉の温かさを教えてもらった体験

    保育園

    私は幼稚園に行く時、必ず抱っこされないと泣き止まない子でした。評判になっている大和高田の保育園は朝は母と離れるのが寂しくて、なんだかとても離れたところにおいて行かれるような気持ちで悲しかったのです。そんな私に母も少し困っていて、毎日朝は大泣きして、幼稚園に着くと必ず先生に抱っこしてもらうまで泣き止みませんでした。評判の保育園を奈良の口コミでそんな私と母に、幼稚園の先生がある朝、「いつも抱っこに来てくれてありがとうね、さみしくてもみんなと元気よく遊んでくれてありがとうね。」と言ってくれたのです。その時私はとてもほっとしたことを覚えています。寂しくて寂しくて仕方がなかった気持ちが、ほぐれていったような感覚でした。ここはさみしくない場所なんだ、先生は抱っこありがとうって思ってくれているんだ、ととても嬉しかったことを覚えています。母もきっとほっとしたんだと思います。「いつもありがとうございます。」と何度も先生に言っていた母の姿を覚えています。今でも覚えているのは、きっと、あの先生の「ありがとう」という言葉の温かさが残っているからだと思います。安心できるありがとうを、本当にありがとうございました、と伝えたいと思います。大人になった今でも、その先生とは手紙のやり取りをしたり、写真の送りあいをしたりしています。幼かった私にとって、とても幸せな思い出です。