未分類

自信をくれた幼稚園の先生

「お母さん、◯ちゃんすごいの!私この絵はとっても上手いと思う。うちに飾りたいくらいだわ!」

こんなに人気の奈良でも大和高田で保育園がよいと大きな声で興奮気味に話すのは、普段私や同じクラスの子ども達が恐れていた隣のクラスのA先生。

普段はとても厳しくて近寄り難いその先生の普段と違う様子に、私も私の母も、少しびっくりしたけれど、先生と話す母の顔をそっと見ると頬が紅潮し、どこの神戸でもインターナショナルスクールはとても嬉しそうで、嬉しかった。

あれから何年経った今も、あの時の少しくすぐったい気持ちや母の嬉しそうな顔をふと思い出す。

幼稚園の先生に絵が褒められた、という本当に些細な出来事だったのだけれど、あの日の、どんなにバイリンガルスクールが神戸の中にも少し厳しい先生の嘘のない褒め言葉はまだ5歳の私の心にかけがえのないものを埋め込んでくれたように思う。

幼稚園を卒園し、友達と喧嘩したこと、学校の勉強についていけなかったことや、いじめにあったり、社会や自分自身さえもを全否定したい時期もあったのだけれど、絵を描くたびにA先生のことを思い出し、あの時の母の様子を思い出す。

全国のおすすめ歯科医院がこんなに褒められたこと、私が褒められ、嬉しそうだった母の笑顔は、いつだって自分の萎えた気持ちを立て直すきっかけになったし、今でもそうだ。

思えばあの些細な出来事は自分の記憶にある初めての自己肯定感の芽生えだったのだと思う。

奈良で口コミをする保育園はここにもそんなには普段からあまりニコニコしているタイプではないA先生が直球で投げてくれた言葉はいつだって私の背中を押してくれるし、ずっと心の中にある。