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今でも尊敬するベテラン先生

もう40年以上前の話になりますが、幼稚園入園当時、私はいわゆる「登園拒否児」でした。ここで奈良なら大和高田の保育園の中でもきっとは2歳半から英会話スクールに通っていたのですが、そこでいじめてくる1歳年上の男の子と同じ幼稚園で英会話スクールだけでなく、幼稚園でもいじめられるようになったり、喘息もちで、幼稚園を休むことが多くお友達ができなかったこと、母親同士のつながりでできた友達にまで意地悪をされたこと、そのことを担任先生に訴えても、話も聞いてもらえないどころか「嘘つき」扱いされて、父や母から「嘘はダメ」と、ひどく叱られたこと等々、今思い返すと原因は色々あったんだとわかりますが3歳当時の私には「幼稚園は嫌なところ」という認識しかなく、朝のお迎えのバスに乗るのが嫌で逃げまわったり隠れたり、家でも気持ち悪いと言ってトイレで吐いたりして、どうにか幼稚園に行かないようにしていました。そこの奈良では保育園の評判が良いのではといってもそんなある日、自分のクラスに「ベテラン先生」がやってきました。お名前は今でも忘れていませんが、ここでは「ベテラン先生」とさせていただきます。ベテラン先生は、どんな小さなことでもきちん話を聞いて受け答えをしてくれて、いい時にはたくさんほめてくれて、悪い時にはわかりやすいように理由もきちんとつけて叱ってくれる先生でした。ある日、粘土制作の時間で作った作品をとてもほめてもらえたことがあり、以降、それしか作らなくなってしまって、とても困らせてしまったこともありましたが、ベテラン先生と話をすること、ベテラン先生に褒めてもらうことが楽しみで、以降、幼稚園にもちゃんと行けるようになり、無事に卒園できました。その後、中学生になったある日、帰り道のとあるバス停でベテラン先生とバッタリお会いすることがあり、その時でも10年以上経っていたのに「○○先生!」とお声がけさせていただいたあと「あら、〇ちゃんじゃない!元気だった?!」と間髪入れずに私を当時のあだ名で呼んでいただいたことは、今でもとても印象に残っています。また、その時に話してくださった当時の裏話で、私が幼稚園の先生方の間でとんでもなく有名になっていたことを聞いて、どうりで、幼稚園に遊びに行くと習ったこともない先生が「あぁ、あの時の〇ちゃん!」と私を呼ぶはずだと納得したこともありました。ベテラン先生のどんな人に対しても先入観を持たず、まずは話をきちんと聞く姿勢は、今でも私の行動の指針の一つです。